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【2024年最新】エコキュート設置費用の相場を徹底解説!機種別の価格も紹介

電気代の高騰が続く昨今、多くの家庭で光熱費の削減が大きな課題となっています。そんな中、環境にも家計にも優しい給湯システムとして「エコキュート」が注目を集めています。しかし、導入を検討する際に最も気になるのが設置費用ではないでしょうか。

この記事では、エコキュートの設置にかかる費用を、最新データと具体例を基に徹底解説します。補助金情報から選び方のポイントまで、初期費用の不安を解消するために必要な情報をご紹介します。

1. エコキュートとは

エコキュートは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす次世代型の給湯システムです。資源エネルギー庁によると、従来型の給湯器と比較して約60%以上の省エネ効果があるとされています。 (出典:資源エネルギー庁「ヒートポンプ給湯器について」2024年)

1-1. エコキュートの基本的な仕組み

エコキュートは、空気熱を利用するヒートポンプ技術を採用しています。外気から熱を集めて、少ない電力で効率的にお湯を沸かすことができます。具体的には以下のような流れで動作します。

  1. 室外ユニットが空気中から熱を集める
  2. 集めた熱を圧縮して高温化
  3. 熱交換器でお湯を沸かす
  4. 沸かしたお湯をタンクに貯める

1-2. エコキュートのメリット

実際の導入事例から、以下のようなメリットが報告されています。

  1. 光熱費の大幅削減
  • 年間約4〜6万円の削減効果(4人家族の場合)
  • 深夜電力活用でさらなる節約が可能
  1. 環境への配慮
  • CO2排出量を従来型と比べて約50%削減
  • 自然エネルギーの活用で環境負荷を低減
  1. 安全性と利便性
  • 火を使わないため安全
  • タンクにお湯を貯められるため停電時も使用可能
  • 全自動運転で手間いらず (出典:一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター調べ)

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2. エコキュート本体の価格相場

2-1. メーカー別標準価格(2024年4月現在)

主要メーカーの標準的な機種(370L・フルオートタイプ)の価格帯は以下の通りです:

  • パナソニック:65〜85万円
    • エコナビ搭載機種:75〜85万円
    • 標準機種:65〜75万円
  • 三菱電機:62〜82万円
    • AI制御搭載機種:72〜82万円
    • スタンダードモデル:62〜72万円
  • 日立:60〜80万円
    • プレミアムモデル:70〜80万円
    • ベーシックモデル:60〜70万円 (出典:各メーカー公式サイト 2024年4月時点)

2-2. タンク容量別価格相場と選び方

世帯人数や使用状況に応じた適切な容量選択が重要です。

【320L型】

  • 価格帯:55〜75万円
  • 適合世帯:2〜3人世帯
  • 1日の使用目安:300〜400L程度
  • おすすめの使用パターン:
    • 平日の日中は不在が多い家庭
    • シャワー中心の使用

【370L型】

  • 価格帯:60〜80万円
  • 適合世帯:3〜4人世帯
  • 1日の使用目安:400〜500L程度
  • おすすめの使用パターン:
    • 朝晩の入浴がある家庭
    • 食器洗いでもお湯を使用

【460L型】

  • 価格帯:65〜85万円
  • 適合世帯:4〜5人世帯
  • 1日の使用目安:500L以上
  • おすすめの使用パターン:
    • 大家族での使用
    • 追い炊き頻度が高い家庭

2-3. フルオート/オートの違いによる価格差

機能の違いにより価格に差が生じます。

【フルオート】

  • 価格帯:上記価格
  • 特徴:
    • 自動湯はり
    • 自動追い炊き
    • 自動保温
  • メリット:完全自動化で便利
  • デメリット:価格が高め

【オート】

  • 価格帯:フルオートより5〜10万円程度安価
  • 特徴:
    • 自動湯はり
    • 追い炊きは手動
  • メリット:価格が抑えめ
  • デメリット:一部機能が手動

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3. 設置工事費用の内訳

3-1. 標準工事費用の詳細内訳

一般的な戸建て住宅での標準工事費用の内訳は以下の通りです。

【基本工事費:15〜20万円】

  • 機器設置工事:5〜7万円
  • 配管接続工事:3〜5万円
  • 試運転調整:2〜3万円
  • 養生・清掃:1〜2万円

【配管工事:5〜10万円】

  • 給水配管:2〜4万円
  • 給湯配管:2〜4万円
  • 循環配管:1〜2万円

【電気工事:3〜8万円】

  • 配線工事:2〜4万円
  • ブレーカー設置:1〜2万円
  • アース工事:0.5〜1万円

【既存機器撤去費:2〜5万円】

  • 撤去作業:1〜2万円
  • 処分費用:1〜3万円

(出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会データ)

3-2. 追加費用が発生するケース

以下のような場合は標準工事費用に追加料金が発生します。

特殊な設置場所での工事

  • ベランダ設置:補強工事 +5〜10万円
  • 屋上設置:揚重費用 +3〜7万円
  • 狭小地での工事:作業効率低下 +2〜5万円

長距離の配管が必要な場合

  • 標準距離(5m)超過:1mあたり +0.5〜1万円
  • 配管カバー追加:1mあたり +0.3〜0.5万円

重機が必要な場合

  • クレーン使用:+3〜7万円
  • 高所作業車:+2〜5万円
  1. 既存設備の処分が複雑な場合
  • 大型給湯器の撤去:+2〜3万円
  • 特殊な取り外し作業:+1〜3万円

4. 活用できる補助金制度(2024年度)

4-1. 国の補助金制度

2024年度の主な補助金制度をご紹介します。

【次世代省エネ建材支援事業】

  • 補助金額:上限15万円
  • 対象条件:
    • 一定以上の省エネ性能を有する機種
    • 既存住宅への設置
  • 申請期間:2024年4月〜2025年3月
  • 必要書類:
    • 工事前後の写真
    • 領収書
    • 納品書
    • 性能証明書

【ZEH支援事業】

  • 補助金額:上限45万円
  • 対象条件:
    • ZEH基準を満たす住宅
    • 太陽光発電との組み合わせ
  • 特記事項:
    • 新築・リフォーム両方対象
    • 所得制限あり (出典:環境共創イニシアチブ[SII]2024年度補助金情報)

4-2. 地域別補助金制度

自治体によって補助金額や条件が異なります。

【東京都】

  • 補助金額:最大10万円
  • 特徴:
    • 既存住宅の省エネ改修促進
    • 所得制限なし
  • 申請期間:2024年4月〜予算終了まで

【神奈川県】

  • 補助金額:最大8万円
  • 特徴:
    • ZEH関連補助金との併用可
    • 県内事業者利用で優遇

【埼玉県】

  • 補助金額:最大7万円
  • 特徴:
    • 早期申請者優遇制度あり
    • 低所得者世帯への追加補助

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5. 総費用の目安と導入事例

5-1. 戸建て住宅の導入事例

【事例1:3人家族・築15年一戸建て】

  • 本体(370L):70万円
  • 標準工事費:25万円
  • 諸経費:5万円
  • 補助金:▲15万円 実質負担額:85万円

【事例2:4人家族・新築一戸建て】

  • 本体(460L):75万円
  • 標準工事費:28万円
  • 諸経費:7万円
  • ZEH補助金:▲45万円 実質負担額:65万円

5-2. マンションの導入事例

【事例3:2人世帯・築10年マンション】

  • 本体(320L):65万円
  • 特殊工事費:35万円
  • 諸経費:5万円
  • 補助金:▲10万円 実質負担額:95万円

 6. 費用を抑えるための具体的なポイント

6-1. 見積り比較のコツ

【見積り項目の確認事項】

– 本体価格の内訳

– 標準工事費に含まれる範囲

– オプション工事の必要性

– 保証内容と期間

– アフターサービスの内容

【見積り取得のタイミング】

– シーズンオフ(12月〜2月)

– キャンペーン時期

– 決算期(2月〜3月)

6-2. 工事費用を抑えるポイント

1. 設置場所の最適化

– 既存給湯器の近く

– 配管距離の短縮

– アクセスの良い場所

2. 不要なオプションの見極め

– 追加リモコンの必要性

– 配管カバーの範囲

– 特殊工事の回避方法

6-3. ランニングコストを抑えるポイント

【電気料金プランの選択】

– 深夜電力の活用

– 季節別時間帯別料金の検討

– 電力会社の比較検討

【効率的な使用方法】

– 適切な温度設定

– 入浴時間の調整

– 定期的なメンテナンス

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7. よくある質問(FAQ)

Q1. 分割払いは可能ですか?

A1. 多くの施工業者が提携ローンを用意しています

– 実質年率:1.5%〜3.0%

– 返済期間:1年〜10年

– 頭金:0円〜

※審査条件により異なります

Q2. 保証期間はどのくらいですか?

A2. 標準的な保証期間は以下の通りです

– 本体:3〜5年

– 重要部品:5〜10年

– 工事保証:1〜2年

Q3. メンテナンス費用の目安は?

A3. 年間のメンテナンス費用の目安

– 定期点検:8,000円〜15,000円

– 部品交換:3〜5万円(5年に1回程度)

– 清掃作業:5,000円〜10,000円

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8. まとめ:失敗しない導入のために

8-1. 導入前の確認事項

1. 世帯人数に合った容量選び

2. 設置場所の事前確認

3. 補助金申請要件の確認

4. 施工業者の実績確認

8-2. 費用面での注意点

1. 見積り内容の詳細確認

2. 追加工事の必要性確認

3. 保証内容の確認

4. ランニングコストの試算

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参考文献:

– 資源エネルギー庁「家庭用ヒートポンプ給湯機導入促進に向けて」

– 一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター「統計データ」

– 環境共創イニシアチブ「補助金申請の手引き」

この記事を通じて、エコキュート導入にかかる費用の全体像をご理解いただけたでしょうか。具体的な導入をご検討の際は、ぜひ無料見積りやプロへの相談をご活用ください。

監修者
大久保 洋司
株式会社ファミリーDesign

Director

約30年と経験豊富な建築士です。
細かいことから大きなことまで、お客様の視点に立った提案をします。
気軽にご相談ください。よろしくお願いします。

【保有資格】
一級建築士
監理技術者
マンションリフォームアドバイザー
既存住宅状況調査技術者
既存住宅アドバイザー

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