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物件購入時に確認しておく事(融資では積算価格と収益価格どちらが使われるか?)

前回は積算価格と収益価格の違いについて記載しました。

それでは、融資では積算価格と収益価格どちらが使われるか?について記載したいと思います。

融資審査をする際、積算価格と収益価格のどちらを使用するかは、金融機関によってさまざまです。
積算価格と収益価格両方で評価をする金融機関もあります。

しかし収益価格は運用によって上下するものなので、依然として積算価格を重視する金融機関が多いようです。

融資審査を有利に進めるという点では、やはり積算価格が出る物件かどうかという視点が大事になるでしょう。

融資上限額の目安 融資上限額を物件評価額の何%と設定しているかは、金融機関によって、また契約者の属性や賃貸経営の実績によっても異なります。

ただし近年の傾向としてフルローンで融資を受けることは難しく、一部の金融機関は「融資額の上限は担保評価額の70~80%」と明言しています。

つまり融資上限額は、積算価格の7~8割程度が目安ということです。
仮に1億円の物件で限りなく1億円に近い積算価格であれば、7,000~8,000万円の融資を受けられることになります。

しかし物件価格が1億円であっても、積算価格が8,000万円であれば6,000万円前後しか融資を受けることができません。

想定よりも融資額が下りなかった……という事態にならないよう、事前にしっかり積算価格を見積もっておくことが重要です。

次回は積算価格が高い=いい物件? について掲載いたします。

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