お風呂のリフォーム費用相場は?コストを抑えるコツも併せてご紹介
お風呂のリフォームのタイミングはいつ?費用は?どんな工事をするの?など、お風呂のリフォームを検討中の方のために、リフォームのタイミングから、戸建てとマンションの費用差、さらにコストを抑える方法まで、幅広く解説いたします。
リフォームの計画を立てるには、まずは相場を知るところからスタートしましょう。リフォーム別費用相場など、リフォームの予算を考える際の貴重なヒントが満載です。コストを抑えて、納得できるお風呂のリフォームを実現するために、ぜひ最後までご覧ください。
お風呂のリフォームが必要なタイミング
お風呂のリフォームを考えるべきタイミングは3つあります。
3つのうち、ひとつでもあてはまれば、お風呂のリフォームのタイミングと言えるでしょう。 このタイミングを迎えたときにどんなことが起きるのかについてまとめました。
あなたのご自宅のお風呂で当てはまる事象がないかチェックしてみましょう。
1.設置から15年以上が過ぎ経年劣化の特徴が確認できたとき
一般的な家庭のお風呂の寿命は、15年から20年程度とされています。15年が過ぎたころから、経年による劣化の特徴が出てきます。タイルのひび割れ、配管の老朽化、防水性の低下などが生じ、浴室内の環境が悪化する恐れがあります。また、浴槽の汚れが取りづらくなったり、シャワーの水圧が低下するなどの問題も発生します。 浴室の状態によっては、修繕よりもリフォームをおすすめする場合があります。
2.浴槽や湯沸かし器などに不具合が生じたとき
浴室内の機能不具合や故障もリフォームの必要性を感じるタイミングです。たとえば、水漏れ、排水の詰まり、浴室内の照明や換気扇の故障などがあげられます。これらの問題は、使用感に影響を及ぼすだけでなく、水道料金の増加や浴室の快適性の低下に繋がるため、対処が必要です。 修理をしても繰り返し問題が発生する場合は、リフォームを検討するべきでしょう。
3.省エネルギー効果の高い設備を希望するとき
省エネルギー効果の高い設備への更新も、リフォームする大きな理由のひとつです。最新のシステムバスは断熱性能が向上しており、追い焚きの必要性を減らすことができます。また、省エネタイプの浴槽や水栓、LED照明の採用により、水道・光熱費の削減に寄与します。掃除のしやすさや、残り湯の再利用など、日々のメンテナンスの効率化も省エネにつながります。
これらの点を踏まえ、お風呂のリフォームを考える際には、状況やニーズに応じた適切なタイミングを見極めることが重要です。完全に壊れてからリフォームをする場合、工事や設備の都合がつかず長期間お風呂が使えなくなる可能性もあります。劣化や不具合が顕著になった場合は、早めのリフォームを検討することをおすすめします。
パターン別・お風呂のリフォーム費用相場
お風呂のリフォームは、その内容によって費用相場が大きく異なります。以下の各ケースごとに費用相場を紹介いします。
リフォームのパターン | 費用相場 | 特徴 |
ユニットバスからユニットバスへのリフォーム | 約60~120万円 | 機能更新やデザイン変更に焦点を当てたリフォーム。工期は比較的短く、コストも抑えやすい。 |
在来工法の浴室からユニットバスへのリフォーム | 約80~140万円 | 解体や設備の配置変更が必要なため、費用が高くなりがち。 |
在来工法の浴室から在来工法の浴室へのリフォーム | 約70~200万円 | タイル張りや防水加工など、手間とコストがかかる作業が多いため、費用が高くなる。 |
工場でパーツを生産し、現場で組み立てるユニットバスのリフォームに比べ、在来工法のリフォームは手間や人手がかかる分費用が高くなります。 現在では、在来工法の浴室に比べ断熱性や機能性に優れたユニットバスへのリフォームが人気があります。
戸建てとマンションのリフォーム費用の差
お風呂のリフォームを考える際、住んでいる住宅のタイプによってかかる費用が異なります。それぞれの住宅タイプに応じたリフォームの費用相場と特徴を理解し、最適なプランを立てましょう。
戸建てのお風呂リフォーム
戸建て住宅のお風呂リフォームは、広いスペースを活かして多様なリフォームが可能です。しかし、その分、リフォームにかかる費用が高くなる傾向にあります。 戸建て住宅のお風呂リフォームの費用相場は100万円から200万円程度ですが、高機能なユニットバスの選択や個別のデザインの採用が可能ですが、これによってさらに費用が増加することもあります。
あわせて読みたいマンションのお風呂リフォーム
マンションのお風呂リフォームは、スペースが限られているため、選べるユニットバスのサイズや種類が限られることがあります。また、集合住宅特有の規約や制限があるため、リフォームの自由度は戸建てよりも低くなります。 費用相場は一般的に60万円から150万円程度と、戸建てに比べて少ない費用でリフォームができます。
リフォーム費用に影響を与える主な要因
お風呂のリフォーム費用は、いくつかの要因によって大きく変動します。 以下の費用に影響を与える要因を理解して、予算の範囲でリフォーム計画を立てましょう。
要因1:全面改装か部分改装か
換気扇や浴室暖房、シャワーなどの部分改装か、浴室の設備丸ごとを改装するかで当然ながら費用は大きく変わってきます。一部をリフォームしても、すぐに全面改装が必要になる可能性もあります。その場合短期間で二重の費用が発生します。プロに浴室や設備の状況を判断してもらい、全面改装が必要か、部分改装で十分かを判断してもらうとよいでしょう。
要因2:在来工法の浴室かユニットバスか
先ほども紹介したとおり、在来工法とユニットバスではリフォーム費用に大きな差があります。 在来浴室からユニットバスへのリフォーム費用は、ユニットバスのグレードと下地補修の有無によって変わります。在来工法からユニットバスへのリフォームは、解体費用などが発生しますが、在来工法へのリフォームよりは割安なため、多くの家庭では在来工法からユニットバスへのリフォームが選ばれています。 また、ユニットバスからユニットバスへのリフォームの場合は、費用を抑え短期間で工事が完了します。
要因3:ユニットバスのグレード
ユニットバスのリフォームでは、グレードとサイズが費用に影響します。ローグレードなら60~80万円、ミドルグレードなら70~90万円、ハイグレードであれば90~120万円前後を予算として見込むとよいでしょう。
要因4:オプション機能の導入
近年のシステムバスには、ジェットバスや暖房機能などのオプションを追加できます。オプションを追加することで、便利さや快適さが大きく向上しますが、費用を増加させる要因となります。
これらの要因を理解することで、お風呂のリフォームにかかる費用を適切に見積もることができます。
お風呂のリフォーム費用を抑えるコツ
リフォームの費用を抑えるためには、以下のような方法が有効です。
必要な改修にとどめる
既存の浴室部分を活用し、最小限の部分改修に留めることでリフォームコストを削減できます。定期的なメンテナンスを行いながら大切に使うことで、耐久年数を伸ばすことが可能です。
補助金制度の活用
お風呂のリフォームには、国や地方自治体のほか介護保険などの補助金を活用できる可能性があります。地方自治体や国の支援制度をチェックし、適用条件を満たしていれば積極的に活用しましょう。
リフォームで活用できる補助金制度についてはこちらの記事で解説しています。
施工会社への直接依頼
リフォームを依頼する際にハウスメーカーや仲介業者を通さず、施工会社に直接依頼することで中間マージンをカットできる可能性があります。お風呂のリフォームの実績が豊富かつ、評判のよい施工会社への依頼も検討してみましょう。
在庫処分品セールを狙う
ユニットバスは毎年新しいモデルが発表されています。年末年始、ゴールデンウイークや夏・冬のボーナスのタイミングで、旧モデルの在庫処分のためセール価格で販売されることがあります。新モデルとの機能面の差は少ないため、在庫処分のセールを狙うことでユニットバスの費用を抑えられます。
複数業者からの相見積もり
お風呂のリフォームを行っている業者は複数あります。施工内容の内訳やアフターフォローなどは業者ごとに異なり、見積金額もそれぞれです。リフォームを検討する際には、複数の業者から相見積もりを取り、内容と費用の両方の面でよく検討することが大切です。 また、費用面だけでなく施工後の保証やアフターフォローについても十分に確認しましょう。
お風呂のリフォームにはまとまった資金が必要です。なるべくコストを抑えたいところですが、品質と安全性を確保するための必要な投資を考慮することが重要です。
リフォームの相場を理解し、なにが必要なのかの優先順位を決めて計画を立ててください。
まとめ
お風呂のリフォームが必要なタイミングや、さまざまなリフォームケースの費用相場、そして費用を抑える方法をご紹介しました。お風呂のリフォームは、日々の暮らしを快適にするための大切な投資です。 ご自宅の状況や予算、ニーズに応じた最適なプランを立てるために、これらの情報を参考にしてください。 さらに詳しい情報や個別の相談が必要な場合は、ファミリーグループにお気軽にご相談ください。安心してリフォームを進めるためのサポートをいたします。 ファミリーグループでは、お風呂リフォームの実例を公開中です。 ぜひ、こちら施工事例のページもご確認ください。