お風呂のリフォームを成功させるポイントは?手順や注意点を解説
お風呂のリフォームを考えてはいるものの「どのお風呂にすればいいかわからない」「お金をかけてリフォームするから、失敗したくない」と、悩んでいませんか?
お風呂のリフォームを成功させるためには、今のお風呂に感じている悩みや不安を書き出すことが大切です。
今回は、お風呂のリフォームを成功させるポイントについて、手順や注意点も交えて解説していきます。
お風呂のリフォームを進める手順
まずはお風呂のリフォームを進める手順について、解説していきます。
1:お風呂に感じている不満や悩みを書き出す
最初に、今のお風呂に感じている不満や、悩みを書き出しましょう。
紙に書き出すことで頭の中が整理され、考えがまとまります。
- ・冬は寒くて、湯冷めしてしまう
- ・浴槽のお湯がすぐに冷めてしまう
- ・汚れやすく、掃除してもすぐにカビが生えてくる
- ・排水溝のにおいが気になる
- ・浴槽が小さく、足を伸ばして入れない
どんな些細なことでも書き出してみると、リフォームで何を改善すべきか明確化できます。
今までは意識していなかった、不安や悩みが出てくることもあるでしょう。
2:1を改善できる設備や機能を考える
前項で書き出した不安や悩みを改善できる設備・機能を考えましょう。
- ・高断熱浴槽や床断熱を取り入れ、断熱性能の高いお風呂にする
- ・防カビ効果のある素材を選び、カビが生えにくいお風呂にする
- ・のびのびと足を伸ばせる容量の大きい浴槽を選ぶ
解決策を見てわかるように、お風呂に対する不安や悩みのほとんどはリフォームで解決できます。
ただし、断熱方法や防カビ素材、選べる浴槽の容量はメーカーによって異なるため、悩みや不満を解決できる設備を揃えているメーカーを選ぶことが大切です。
どの設備を選べばいいかわからない場合には、リフォーム会社やメーカーショールームのアドバイザーに相談してみましょう。
3:オプションを決める
最後に、オプションを決めましょう。
オプションを付ければ、より快適にお風呂を使えるようになり、安全性も高めることができます。
例えば、お風呂の換気・暖房・乾燥・冷風機能が備わっている浴室換気暖房乾燥機は、梅雨時期や洗濯物が多くて乾かないときに重宝する設備です。
また、お風呂と脱衣所の温度差を無くすことでヒートショックを防げるので、高齢になったときも安心して入浴できます。
そして掃除が苦手な方におすすめしたいのが、自動掃除機能付きのお風呂です。床や浴槽に自動で除菌水を流して洗浄と除菌ができるので、日々のお手入れがとても楽になります。
お風呂でよくある悩み・解決方法
前項では、リフォームを進める手順を解説しました。
ここでは、お風呂でよくある悩みに対しての解決方法をお伝えします。
お風呂が寒い・すぐに湯が冷める
お風呂が寒く、お湯がすぐに冷めてしまう悩みには、気密性と断熱性が高いユニットバスへのリフォームがおすすめです。
ユニットバスは保温性が高いので、お風呂に入るタイミングが家族でバラバラでもしばらくは温かいお湯に入れます。時間が経ってお湯が冷めてしまっても、少しの追い焚きですぐに設定温度まで温められるので、光熱費の節約にもつながることもメリットです。
また、浴室換気暖房乾燥機を設置すれば、入浴前に室内を暖められるので、お湯に浸かるまで寒さに耐えることなく、快適なお風呂時間を過ごせます。
お風呂に窓がある場合は、内窓をつけて二重窓にするのがおすすめです。
外からの冷気を遮断して窓の断熱性能を高めるだけではなく、防犯面でも効果があります。
掃除してもすぐにカビが生えてしまう
掃除をしてもすぐにカビが生えてしまう悩みには、防カビ性能に優れた素材や汚れにくい素材を使用したお風呂へのリフォームがおすすめです。
床材に乾きやすい素材や撥水性のいい素材を選べば、カビが生えにくくなります。
防カビ性に優れた素材はさまざまなメーカーから販売されているので、自分の希望に合うものを選びましょう。
お風呂のリフォームを成功させるポイント
ここまでは、お風呂の悩みや解決方法を解説しました。
悩みの解決方法がわかったので、ここではリフォームを成功させるポイントを確認していきましょう。
安全性を考える
リフォーム時には、どうしてもデザインや機能面ばかりを考えがちですが、安全面にも注目しましょう。
お風呂の床が滑りやすかったり段差があったりする場合は、転倒事故の危険性があります。
転倒して腰や頭を打ってしまった場合、命に関わる事故につながるかもしれません。
お風呂でのケガを防ぐためにも、小さなお子さんや高齢の方がいる家庭は、次のことを意識してリフォームを考えましょう。
- ・床には滑りにくい素材を選ぶ
- ・手すりを付ける
- ・スライドドアにする
- ・お風呂と脱衣所に浴室換気暖房乾燥機を付ける
転倒防止におすすめなのが、滑りにくい樹脂素材や滑り止め加工の施された床材です。
次におすすめなのがクッション性のある床シート。シート自体に滑り止め効果はありませんが、万が一転倒したときにケガのリスクを回避できます。
お子さんが小さいときは、お風呂で遊んだり、ふざけたりすることもあるので、事故対策はしっかりとしておきましょう。
特に高齢の方がいる家庭は、安全性を慎重に考える必要があります。
お風呂に手すりを付ければ、濡れた床を歩くときや浴槽に出入りするときの転倒防止になります。
さらに、スライドドアにリフォームすれば、簡単にドアの開け閉めができて出入り口も広くなるので、車イスになったときや介護が必要になったときにも窮屈さを感じることはありません。
そして忘れてはならないのが、ヒートショック対策です。
ヒートショックとは、急な温度差によって血圧が急激に変化し、意識障害を起こしてしまう症状を指します。
浴室換気暖房乾燥機を上手に利用して、お風呂と脱衣所にできるだけ温度差ができないようにしましょう。
お風呂はリフォーム後15年程度は使用していく設備です。
今だけでなく、将来のことも見据えたリフォームをしましょう。
掃除のしやすさを考える
お風呂掃除は全身を使って掃除するので、室内掃除のなかでもとくに重労働です。
歳を重ねたときのことを考えて、お手入れが簡単で、掃除がしやすい素材を選びましょう。
お風呂掃除が面倒な方は、自動で床と浴槽を掃除してくれるオプションを付ければ、掃除の負担を減らせます。
お風呂をリフォームするときの注意点
これまでお風呂の悩みや解決方法、リフォームを成功させるポイントを解説しました。
ここでは、リフォームするときの注意点をお伝えします。
間取り変更をしたほうがいいケースもある
これまでは不便に感じなかったことでもライフスタイルの変化などで、使いづらさを感じてしまうこともあるでしょう。
特に多いのは、洗面室と脱衣所が一緒になっている間取りです。
家族の入浴時に洗面室を使えない不便さがあります。
- ・入浴の邪魔をせずに洗面室を使いたい
- ・来客時に洗面室の洗濯物を見られたくない
このような理由から、洗面室と脱衣所を分ける間取りが人気です。
また、お風呂の位置が道路側に面していたり隣の家の窓と近かったりなど、外からの視線が気になる場合も間取りを変更をおすすめします。
間取り変更が難しい場合は、窓なしのお風呂にするのも一つの手段です。
最近では、断熱性能・清掃性・防犯面などから、窓なしのお風呂を選ぶ方も増えています。
リフォーム中はお風呂に入れない
リフォーム中は、工事の規模にかかわらずお風呂に入れません。
お風呂を使えないときには、以下の方法で入浴を済ませましょう。
- ・銭湯に行く
- ・漫画喫茶のシャワールームを利用する
- ・近所に住んでいる親戚や友人の家のお風呂を貸してもらう
- ・短期賃貸やビジネスホテルを利用する
お風呂の工法や工事規模によってリフォーム工期は変わります。
工事が長期間にわたる場合には、お風呂を使えない間の対策をしっかりと考えておかなければなりません。
小さなお子さんや、高齢の方がいる家庭は、長期間の工事は負担が大きくなります。
リフォーム中のお風呂をどうするか、リフォーム会社の担当者としっかりと考えた上で、リフォームの計画を立ててください。
まとめ
お風呂のリフォームを成功させるポイントを、手順や注意点を交えて解説しました。
今回紹介したポイントをもとにリフォームすれば、入浴時間が快適になるだけでなく、家族が安心して使えるお風呂になります。
場合によっては間取り変更をしたほうが良いこともあるので、不安や悩みはどんなことでもリフォーム会社の担当者に伝えましょう。
ファミリフォームでもお風呂のリフォームを承っております。
知識と経験豊かなスタッフが、お風呂の悩み・不満を解決しつつ、快適に入浴できるお風呂にリフォームできるよう、しっかりとサポートいたします。
お風呂のリフォームでお悩みの方は、どんなことでもお気軽にご相談ください。