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はじめてのリフォーム、外壁塗装で失敗しないためのポイント

築年数が過ぎるほど、傷みや汚れが出てくるのが外壁塗装です。放置すれば、外観の印象が悪くなり、建物を保護する性能も落ちてしまいます。そこで、必要となるのが外壁塗装のリフォームです。 「汚れた外壁をきれいにしたい」「ヒビ割れを起こした外壁を修理したい」と思い立っても、実際には「どうすれば良いのかわからない」という声をよく聞きます。そのような人は、次の3つのポイントを理解すると外壁塗装の基礎がわかります。

外壁塗装のチェックポイント

・塗料

・塗装工事

・外壁材

リフォームは大きな買い物です。決して失敗してはいけません。外壁塗装で失敗しないために、この3つのポイントに注目してみていきましょう。

目次


1塗料

塗料の主成分は合成樹脂で、そこに含まれる成分によって耐用年数や仕上がりが異なります。具体的には、「アクリル系樹脂」「ウレタン系樹脂」「シリコン系樹脂」「フッ素系樹脂」の4つの成分があります。さっそく、塗料の種類や特徴から確認しましょう。

塗料の種類 特徴こんな人におすすめ
アクリル系塗料   ・軽量 ・色が鮮やか ・こまめな手入れが必要 ・価格が安い・外壁の色を気分に合わせて塗り替えたい ・価格を抑えたい
ウレタン系塗料・アクリル系塗料より耐久性がある ・シリコン系塗料の次によく使われる塗料・塗料が剥がれた部分に使用したい ・価格を抑えたい
シリコン系塗料・ウレタン系塗料より耐久性がある ・幅広い用途で使われる人気の塗料・上質な塗料を使用したい
フッ素系塗料・耐久性がある ・美しい仕上がり ・価格が高い・上質な塗料を使用したい ・耐用年数が長い塗料が良い

一般的な塗料は、耐用年数が長いほど、その価格が高くなります。しかし、価格が高いからといって、好みや地域性に適しているかどうかまでは判断できません。また、「価格が安くて得をした」と思っても、数年後に塗料が剥がれてしまったら、結果的に損をすることさえあるのです。

1-2塗料の比較

先ほど、説明した塗料の他にも、メーカーからはさまざまな塗料が発売されています。たとえば、価格だけを比較すると、安い塗料から高い塗料まであります。塗料の種類は豊富にあり、プロでも塗料選びに苦労するものなのです。ここからは、価格が高く、あまり選ばれない塗料も含めて、それぞれ説明していきましょう。

※塗装の費用は、塗装する面積すなわち平米数で決まります。平米数×塗料の単価で実際の費用が割り出せます。

外壁塗料耐用年数平米単価相場(3回塗り分)
アクリル系塗料4~7年1,000~1,200円
・価格が安い ・耐久性が低い
・汚れやヒビ割れが起こりやすい
・現在、あまり使用されていない
ウレタン系塗料6~10年1,800~2,000円
・価格が比較的安い
・耐久性や防水性がある
・密着性があるため、塗料の剥がれなど部分的にも使用できる
シリコン系塗料8~15年2,500~3,500円
・汚れや色落ちに強い
・防カビ性や防藻性など、性能が良い
・主に戸建ての塗り替えに使われている
ラジカル系塗料8~15年 3,500~4,000円
・耐久性がある
・2015年に発売された新しい塗料
・耐用年数と価格のバランスが良い
ピュアアクリル塗料12~15年3,500~4,500円
・耐久性がある
・防水性に優れている
・冬場は乾きにくく、作業が長くなる可能性がある
フッ素系塗料15~20年3,500~4,500円
・耐用年数が長い
・価格が高い
・美しい仕上がりになる
・主に商業施設や大きなビルなどで使われている
セラミック塗料10~15年5,000~5,500円
・耐久性がある
・立体感のある仕上がりになる
・汚れにくい
・断熱効果がある
光触媒塗料10~15年5,000~5,500円
・耐久性がある
・雨や太陽の光など、自然の力できれいにしてくれる効果がある
・価格が高い
遮熱系塗料15~20年5,000~5,500円
・耐用年数が長い
・熱を反射してくれる効果がある
・室内を快適に保つ
・自治体によっては補助が受けられる場合がある

このように、塗料の種類はさまざまです。長い目で見ると、多少価格が高くても、耐用年数が長い塗料を使った方が経済的と考える人もいるでしょう。しかし、価格と耐用年数が必ずしも比例するというわけではありません。塗装する部分、地域性、メンテナンスによって塗料がどれだけ長持ちするのかが変わってくるからです。長持ちする塗料を選ぶために、塗料や耐用年数についてよく調べ、わからないことがあれば、業者から説明を受けましょう。

1-3塗料の価格

外壁塗装は、塗料そのものの費用だけではなく、塗る面積によって人件費や工事費用がかかります。建坪別で塗料の費用相場を確認して予算を立てましょう。また、外の門や塀、雨戸など、外壁以外の塗装を希望する場合は、業者と食い違いが起こらないように、書面でしっかり確認しましょう。

建坪別の価格比較 
項目アクリルウレタンシリコンフッ素光触媒・無機・遮熱・断熱
104~8万7~8万10~14万14~18万20~22万
208~16万14~16万20~28万28~36万40~44万
3012~24万20~24万30~42万42~53万60~65万
4016~32万29~32万40~55万55~71万80~87万
5020~40万36~40万50~70万70~90万100~109万
6024~47万43~47万60~83万83~107万119~130万
7028~55万50~55万70~97万97~125万139~152万
8032~63万57~63万79~110万111~142万159~174万
9036~71万64~71万90~120万125~160万179~196万
10040~80万71~80万99~140万140~180万199~218万

1-4塗料の選び方

塗料は、希望や目的に合わせて選びましょう。たとえば、「低予算を希望するなら価格が安いもの」「塗り替えをするタイミングを長くしたいなら耐用年数が長いもの」というように、あなたにとってベストな塗料を選びます。

業者からベストな提案を引き出すためには、あなたの希望をしっかり伝えることです。なかには、どこの業者に頼んで良いのかわからないという人もいるかもしれません。そのようなときは、複数の業者から見積りをもらいましょう。各業者に同じ希望条件を提示して、価格やサービスを比べると、業者を選びやすくなります。なお、業者に依頼する前に、次のポイントについて考えてみましょう。

予算いくらまで出せますか?
塗装の範囲屋根や雨戸、雨どいなども塗りますか?
性能遮熱、断熱、防水などは必要ですか?
どのような色調の外壁にしますか?
修繕箇所気になっている箇所はありますか?
メンテナンス期間耐用年数はどれくらいを期待しますか?

このように、「予算」「塗装の範囲」「性能」などのバランスを考慮して塗料を選びます。なお、注意したいのは、地域性です。海が近くにある建物は、塩害の影響を受けやすく、塗料が剥がれやすいため「性能」を重視しましょう。

1-5もし迷ったらシリコン系塗料

もし塗料にこだわりがない場合は、シリコン系塗料を選択すると良いかもしれません。シリコン系塗料は、価格と耐久性のバランスが良く、多くの業者で使われています。なお、シリコン系塗料の中には、それぞれ水性タイプと溶剤タイプがあります。

水性1液型       ・耐久性や密着性は油性と比べると劣る ・扱いやすく、環境への負担が少ない ・価格が安い ・ホームセンターなどで販売される水性塗料と同等品安い




高い
溶剤(油性)1液型・水性塗料より耐久性が高い ・現在主流となっている塗料 ・ホームセンターなどで販売される油性塗料と同等品
溶剤(油性)2液型・耐久性や密着性が優れている ・塗装のプロが使用する一級品といえる ・使用する際に、硬化剤を混ぜる必要がある

※塗料選びには業者の知識が必要です。塗料に迷ったら必ず優良業者を選びましょう。

溶剤2液型は、外壁だけではなく雨どいや雨戸など部分的な塗装にも使用でき、美しい仕上がりとなります。ところが、多くの業者は溶剤1液型を使用しています。これは、なぜでしょうか。

溶剤2液型は、缶に入っている塗料をそのまま外壁に塗るわけではありません。塗りやすくするために、使用する前に硬化剤と混ぜる作業があるのです。この作業が、業者にとっては手間になり、溶剤1液型を使用することが多いのです。このような溶剤の違いや、業者側の意図を知っておくと良いでしょう。

1-6外壁の色

「どのような色で塗るのか」は、誰もがこだわりたいところでしょう。色は、建物の美観や住む人のイメージにも影響を与えます。色選びを間違えないように、ここからは色の基礎知識や見え方などを紹介します。

1-7そもそも色とは?

外壁の色は、光が反射して見えています。たとえば、赤色の外壁は、太陽や月の光を受けて、赤色が反射し、目に見えているのです。そのため、外壁の色を選ぶ際は、まわりの環境や町並みなども意識しましょう。

そもそも色は「色相」「彩度」「明度」の3つの要素から成り立ち、これを「色の3属性」と呼びます。詳しくみていきましょう。

色相 ・赤、黄、青などの色の違い ・暖色系はより大きく見え、寒色系は小さく見える
彩度・色の鮮やかさの違い ・彩度の低い色は地味で落ち着いた印象 ・彩度の高い色は明るく元気な印象で、外壁塗装ではあまり使用しない
色相・色の明るさの違い ・明度が高いと軽やかで大きく見え、明度が低いと重くどっしりした印象になる

1-8色の対比

「選んだ色が塗装後に違う色に見える」ということがよくあります。これは、まわりの背景や環境の影響を受けて、色の見え方が変わるからです。このような現象を「色の対比」と呼びます。さっそく、色の対比について考えてみましょう。

色相対比  ・外壁と背景の色が影響して、本来の色と違って見える ・外壁と背景が同系統の色だと、外壁の色が目立たない
彩度対比・外壁が同じ色でも、背景の色の鮮やかさによって外壁の色が異なって見える ・背景がくすんだ色だと外壁が鮮やかな色に見えたり、背景が鮮やかな色だと外壁がくすんで見えたりする
明度対比・外壁が同じ色でも、背景の明るさによって外壁の色が異なって見える ・背景が明るい色だと外壁が暗く見えたり、背景が暗い色だと外壁が明るく見えたりする

色選びで失敗するケースは、地域性をよく理解していない業者にまかせてしまうことからはじまります。実際、色のイメージが違うことで、トラブルが発生しています。そのトラブルは、「好みの色ではなかった」という不満よりも「景観と合わない」「デザインが合わない」という不満の方が多いものです。

「好きな色を選んだのに、派手過ぎてまわりから浮いてしまう」というトラブルを避けるために、業者には試し塗りを見せてもらいましょう。このようにすると、トラブルを避けることができます。さらに、地域の雰囲気や住人の様子を知る地域密着型の業者に依頼するのも大切です。地域の方々と仲良くするために、まわりと調和のとれた色合いにするのがオススメです。

1-9色の選び方

外壁塗装の色を選ぶために、サンプルや色見本を見る機会もあるでしょう。ただ、実際の外壁塗装は、塗る部分が広いため、見本の色より強い印象を与えます。そのため、外壁塗装の色を選ぶときには、彩度や明度をワントーン落とすのが基本です。

また、建物の色は、外壁のメインカラーと、屋根や雨戸などのサブカラーのツートンカラーからできています。それぞれの色相、彩度、明度を合わせたり、あえて別の色のサブカラーを入れたり、色のバリエーションを楽しみましょう。なお、ツヤなし塗料を選ぶと、塗り替えをしても、あまり変化がなく、満足のいく仕上がりにならないことがあるため注意しましょう。

2塗装工事

塗装工事では、塗料を外壁に塗る方法と、すでに出来上がっている外壁材を外壁に貼り付ける方法があります。ここでは、職人がどのような道具を使用して、どのような作業をしているのか、確認していきます。

2-1塗装とは?

塗装とは、塗料を外壁に直接塗る方法です。塗装は、1回目の下塗り、2回目の中塗り、3回目の上塗りが基本となります。それぞれの塗料がきちんと乾いてから次の塗料を塗るため、作業が完成するまで時間がかかります。約30坪の建物を塗装した場合、10日~2週間前後は必要です。なお、塗料のグレードや職人の数によって、塗装の費用が異なります。

塗装の工法は、「刷毛塗り」「ローラー塗り」「吹き付け塗装」の3種類があります。

・刷毛(はけ)工法

小さい筆のような刷毛を使用して塗ります。塗れる面積が小さく限られているため、広範囲の塗装には向いていません。しかし、細かい仕上げや微調整などには使われています。

・ローラー工法

ローラーをコロコロと転がしながら塗ります。ローラー部分が広く、一度に塗装することも可能です。しかし、広い面は塗装しやすいものの、隅っこや細かい作業には向いていません。

・吹き付け工法

塗料を噴射できる機械に入れて、吹き付けて塗装します。ローラー工法と同じで、一気に塗装できます。しかし、塗料の飛び散りや塗り残しなどが発生しやすいデメリットがあります。

2-2張り替えとは?

古い外壁を撤去し、サイディングボード(窯業系・金属系・木材系・樹脂系など)を取り付ける方法です。張り替えは、塗装をする必要がなく、すでに出来上がっているボードを取り付けるので、工事期間も短く済みます。使用する外壁材には、タイルやレンガ風などがあり、デザイン性を楽しめるでしょう。建物の雰囲気をガラリと変えたい人にオススメです。

2-3手抜き工事に注意

外壁塗装の業者は、あなた自身で探さないといけませんが、最近、強引な勧誘や手抜き工事などのトラブルが多発しています。知識や情報のなさにつけ込んでくる悪徳業者が外壁塗装には多いのです。

いくらセールストークが上手い業者でも、突然、自宅に訪問してくるような業者を選ばないでください。悪徳業者は、意図的に作業工程を省いたり、価格を吊り上げたりしてきます。

悪徳業者に騙されないために、信頼できる地域密着型の業者にお願いしましょう。そして、今、あなたが思っている不安や疑問を業者に質問してみましょう。本当に良い業者なら、あなたの身になり、必要な塗料や工事を一緒に考えてくれるはずです。

3外壁材

外壁材は、建物全体を包み込むバリアですが、強い陽射しや雨水などによって、そのバリアは弱くなります。「外壁がヒビ割れる」「家の中がジメジメする」と感じたら、それは外壁材が劣化しているサインです。現在の建物に起きている症状を見極め、どのような外壁材が適しているのかを考えましょう。

3-1外壁材の種類

外壁材によって、耐久性や断熱性などの性能が異なります。さらに、デザインや素材感も変わってきます。あなた好みの外壁にするために、外壁材の種類を詳しく説明しましょう。

外壁材起きやすい症状           特徴
モルタル・ヒビ割れ
・汚れやすい

・劣化しやすい         
・セメント、石灰、砂、水などを混ぜて作ったもの ・築30年程度の建物には、モルタルが使われている ・時間が経過すると、防水効果が低くなる
窯業系サイディングボード        ・ボードの反り
・凍害
・セメントや繊維などを混ぜて作ったもの ・デザインのバリエーションが豊富にある ・寒い地域では、外壁の中で水分が凍る「凍害」が発生する
金属系サイディングボード・サビ
・潮風に弱い
・スチールやアルミなど金属素材からできたもの ・シャープなデザインを楽しめる ・断熱性や強度が高い
樹脂系サイディングボード・変色
・紫外線に弱い
・塩化ビニール樹脂で作られたもの ・耐久性に優れている ・デザインのバリエーションが少ない
木質系サイディングボード・腐食しやすい・木材で作られた板状のボード ・木の温かみが魅力 ・断熱性が優れている
ALCボード・ヒビ割れ・コンクリートを軽量化したもの ・耐久性に優れている ・マンションに使用されている
コンクリート壁・ヒビ割れ
・汚れやすい
・凍害            
・セメントや砂などを混ぜたもの ・強度がある ・防音性や防火性に優れている
漆喰・汚れやすい
・傷がつきやすい
・消石灰や砂などを混ぜたもの ・高級感のあるデザインが魅力 ・城や蔵の外壁に使用されている

きちんと外壁塗装ができたかどうかは、工事が終わった直後にはわかりません。外壁材の善し悪しは、数ヶ月から数年経ってから出てくるからです。結局のところ、あなた自身で外壁材の種類や特徴を理解することが必要なのです。そのようにすれば、業者が正しい説明をしているのか、あなた自身で判断できるようになります。

3-2外壁材の選び方

外壁材は、工事方法によって、その期間や価格が変わります。外壁材のデザインや性能、そして工事方法や価格も、よく見て検討しましょう。なお、最近の建物には、工事期間が短いことからサイディングボードが採用されていますが、伝統的な外観が楽しめる漆喰壁も人気です。

まとめ

外壁の塗り替えの知識を身につけて!満足のいく塗装工事を

「リフォームしよう」「外壁を塗り替えよう」と思い立っても、塗料、塗装工事、外壁材など、外壁塗装の仕組みを知らない人がほとんどです。

たとえば、塗料をホームセンターに買いにいくと、棚に並ぶたくさんの塗料の種類に驚いてしまうでしょう。塗料を手に取ったところで、どのような塗料が適しているのか、決められません。また、業者に依頼すると、適正価格なのか、正しい塗装工事なのか、判断するのは難しいものです。つまり、外壁塗装で失敗しないためには、あなた自身の力で知識を得る必要があるのです。 最近の塗料は、10年程度の耐久性があり、性能も良くなっています。そのため、慌てて外壁塗装をする必要はありません。情報収集を重ね、細かい部分は直接業者に質問し、不安や疑問を解決してから外壁塗装に取り組みましょう。

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