研修旅行2017-香港の建築探訪編
6月某日に2泊3日香港へ研修旅行にいきました。建築・不動産を扱う会社ですから建物や不動産の話には興味津々です。社員旅行番外編で香港の建築・不動産について聞いたり見てきたことを報告します。
始めに香港について豆知識香港は中国の特別行政区です。150年以上英国の植民地だったので独自の文化が栄えています。1,104 km²(東京都:2,188 km²) の面積に700万人(東京都:1300万人)を超す人口を有する世界有数の人口密集地域(香港:6,361(人/km2)/東京:6,168(人/km2))です。東京都と比較してみると比較的似たような数値ですが、香港の場合は上部にある地図を見てもらうと分かるように山の面積の割合が高くなっています。
したがって、住む場所は限られ建物は上へ上へと伸びていきます。公団のような建物も60階以上などザラです。
飛行機の中から見た香港。上空からだと密集しているのがよくわかります。
古い建築物は壊され、近代的な高層ビルが立ち並びます。「こんなに高層の建物ばかりで地震は大丈夫ですか?」と尋ねると、地震は起こったことがないそうです。びっくりですね。
九龍地区にある住居マンション。土地がないので人々は主にマンションに住みます。公団でない場合、中古45年ぐらい経った物件でも4,000万円以上するそうです。ベランダがなく窓に直接洗濯物を干しています。
新築はなお高く1億以上するとか。公団に住むには月収23万(28万?)以下、香港に住んで7年以上などの条件があるそうです。
香港島は高級住宅地でマンションの価格はさらに高く、山に近いほど高価だそうです。ガイドさんの話によると4LDKで3億~4億とのことです。
黄大仙付近の建物の工事が行われていました。足場が竹で作られています。
興味津々どうなっているのか観察
内部を下から見たところ。
ついいつもの癖で登ってみます
意外としっかりしているそうです。
こんなに高い建物も、見て!竹の足場なんです。
お国変わればですね。バスで市内観光しているとあちらこちらで工事現場を見かけました。ほとんど竹で足場が組まれており、その光景は日本のしっかりした足場を見慣れている私たちにとって不思議な光景でした。日本では足場は鉄で組まれ、鉄になる前は丸太だったそうです。同じく竹が産出される日本ですが竹の足場は戦後には存在していないようです。
地震がない国の建築物と、地震大国日本の建築物の構造は大きく異なるのではないかと思いました。
観光も遊びも楽しい社員旅行でしたが、建築物探索も興味深いものでした。