玄関アプローチをリフォーム! 費用やおしゃれに仕上げるコツ、業者選びのポイント
玄関アプローチは家のテイスト・印象を決める重要な場所ですが、建物と同じで年月を経るとともに老朽化していきます。そのようなケースでは、リフォームをすることで快適な玄関アプローチへと造りかえることができます。
今回は、玄関アプローチのリフォームについて解説。リフォームするメリットやおしゃれで機能的な玄関アプローチにするポイント、素材や費用の目安などをくわしくご紹介します。
玄関アプローチのリフォームを前向きに検討している方はもちろん、「玄関アプローチをリフォームするか迷っている」という方もぜひご参考にお読みください。
目次
玄関アプローチをリフォームするメリット
玄関アプローチとは、玄関から住宅の門までのスペースを指します。
玄関アプローチをリフォームすると、家のイメージチェンジになるだけでなく、快適性、利便性の向上にもつながるメリットが得られます。
・家の外観をグレードアップできる
・安全性・防犯性がアップする
・お手入れがラクになる
・老後も暮らしやすい家になる
リフォームをしようか迷っている方はそれぞれのメリットをチェックし、参考にしてみてください。
家の外観をグレードアップできる
玄関アプローチは家の顔ともいえる部分であり、リフォームで新しく造りかえることで家の外観をグレードアップできます。
素材の選び方やデザイン、植栽などの要素を組み合わせることで、家の雰囲気に合った玄関アプローチへと変身させられます。
「家の外観をおしゃれにしたい」という場合はもちろんですが、「外壁を塗装し直したら玄関アプローチが浮いた印象に見えるようになった」といった場合にもリフォームが役立つでしょう。
安全性・防犯性がアップする
玄関アプローチの設計によって、安全性や防犯性を高めることも可能です。
たとえば小さなお子さんやペットがいる家では、玄関アプローチに柵や塀を設けて飛び出しを予防することができます。
またご高齢のご家族と住まわれている場合、転倒事故を予防したいとお考えになる方も多いかと思います。
アプローチ内の歩道に滑りにくい素材を採用することで、転倒も防ぎやすくなるでしょう。転倒対策には水はけの良い素材・設計にするのも効果的です。
防犯面が気になる場合は、玄関アプローチリフォームで死角を減らしたり、砂利を敷いたりする対策が有効です。家の中が丸見えにならない配置で門扉、塀を配置すれば、プライバシーを守りやすくなります。
お手入れがラクになる
玄関アプローチのリフォームを行うと、お手入れがラクになります。
たとえばコンクリート敷や防草シート+砂利敷など、雑草が生えにくいリフォームをすることで、草抜きなどのお手入れがほぼ不要になります。
「若いうちは手入れも苦ではなかったが、年齢を重ねて体力的に手入れが辛くなってきた」といった場合には、こうしたリフォームを検討されるのもおすすめです。
老後も暮らしやすい家になる
ご高齢になり足腰が弱ると、玄関の段差や階段などで転倒しやすくなります。また階段をのぼるときの膝の曲げ伸ばしが辛く感じたり、車いすで家に入るのもひと苦労……といったケースも少なくありません。
玄関アプローチの階段をスロープにリフォームして段差を少なくしたり、手すりを設けたりすることで転倒防止につながります。
足の悪い肩や車いすの方の出入りもしやすく、ご本人や付き添われるご家族、ヘルパーさんの負担減にもつながるでしょう。
【テイスト・デザイン・素材】玄関アプローチの基礎知識
玄関アプローチのリフォームが気になっている方ヘ、玄関アプローチの基礎知識をご紹介します。
玄関アプローチのリフォームでは、どんな雰囲気にするか、またどのようなデザイン・要素、素材にするかといったプランを考える必要があります。
「どんな玄関アプローチがあるのか」「どのような要素があるのか」を知っておくことで、具体的なプランニングを考えやすくなるでしょう。
玄関アプローチのテイスト
玄関アプローチにはさまざまなテイストがあります。基本的には建物の雰囲気に合わせるのがベターですが、敢えてテイストをずらして設計することも可能です。
・和風
・洋風(欧風)
・モダン
・ナチュラル、カントリー風
・リゾート風
・アンティーク風
和風
石や和の植栽、灯ろうなどをあしらった和風デザインは、昔ながらの日本家屋や和モダンテイストの住居にマッチします。落ち着き感を求める方におすすめです。
洋風(欧風)
洋風建築の住居にマッチしやすいのが洋風(欧風)の玄関アプローチです。レンガやタイルなどを組み込むことで、温かみを感じる雰囲気に仕上がります。
モダン
コンクリートや石などの無機質な素材を使ったモダンテイストの玄関アプローチは、家のテイストを選ばずマッチしやすいのが特徴です。タイルや門柱など、カラーを統一するのもおすすめです。
ナチュラル、カントリー風
ナチュラルテイストの家やカントリー風の家には、無機質な玄関アプローチよりも同じテイストの玄関アプローチがおすすめです。アクセントカラーのポストや植栽で親しみやすさを出すとよいでしょう。
リゾート風
非日常感が味わえる南国リゾート風の玄関アプローチは、住まいに特別感・ラグジュアリー感を出したい方におすすめです。塗り壁の門塀やソテツの木など、南国リゾート感を感じるアイテムを組み合わせるのがコツです。
アンティーク風
重厚感のある建物がお好きな場合は、玄関アプローチもアンティーク風に仕立てるとよいでしょう。少しユーズド感のあるレンガやエイジング素材などを使い、真新しすぎない雰囲気にするのがポイントです。
玄関アプローチのデザインや要素
玄関アプローチはさまざまなデザイン・要素で構成されています。
・幅
・段差、スロープ
・カーブや曲がり角
・色、素材
・植栽・芝生
・照明
・防犯対策(塀や門扉など)
・その他飾り
幅
玄関アプローチの幅が広いと、ゆったりとした空間に。
狭すぎると圧迫感を感じやすく、すれ違いがしにくいため、1.2m程度は確保したほうがよいでしょう。
段差、スロープ
玄関アプローチに段差や階段を設けることで立体的な印象に見せられます。
ただし、足腰が悪いご家族や車いすのご家族がいらっしゃる場合は、スロープを設けたほうが移動しやすくなります。折り返しスロープを設置する場合は、折り返し部分を確保するためにスペースを広く取らなければならないため、建築士に相談してみることをおすすめします。
カーブや曲がり角
カーブや曲がり角を活用した玄関アプローチにすることで、奥行き・空間の広がりを感じさせられるようになります。また門をずらして玄関ドアが正面から直接見えないようにすることで、防犯対策・プライバシーの確保にもつながります。
ただし、複雑なデザインにしてしまうと死角が生まれて防犯面で逆効果になる場合もあるため、注意が必要です。
色、素材
同じデザインの玄関アプローチでも、色や素材が異なれば印象は大きく変わります。色数が少なくなるほどシックな印象になり、反対に色が多いとポップで親しみやすい印象に。コンクリートや石などの無機質な素材と、木材などの温かみを感じる素材でも印象はかなり変わります。
植栽・芝生
玄関アプローチの“彩り”となるのが植栽です。植物の自然な温かみが加わることでよりおしゃれな印象に見せられますし、植物の種類・配置を工夫することで目隠し、日よけになる効果もあるでしょう。ご家庭によってはリフォームの記念としてシンボルツリーを植える場合もあります。
さらに、より自然感のあるアプローチにしたい場合は、芝生を施すのもおすすめです。芝生はクッション性があり、転倒時のケガのリスクを緩和する効果もあります。天然芝は四季の移ろいで表情の変化を楽しめる一方、お手入れが必要です。人工芝はお手入れが不要で加工性が高く、不要になった場合はかんたんに撤去することができます。
照明
照明はポストやインターフォンなどの位置を分かりやすくする実用性だけでなく、効果的に活用することで玄関アプローチをおしゃれに見せる効果もあります。
たとえば門柱上部のスポットライトを夜間に点灯すると、まるでアート作品のような雰囲気にも見せられます。また玄関アプローチの道に沿ってグランドライトを設置すれば、歩きやすく高級感ある雰囲気の玄関アプローチにすることができます。
デザイン性の高い照明なら佇まいも美しく、昼間点灯していないときでもオブジェとして世界観を演出してくれるでしょう。
防犯対策(塀や門扉など)
敷地に余裕がある場合は、塀や門扉などを新たに設けることで防犯対策になります。デザインにこだわることで外観のグレードアップにもつながるでしょう。
その他飾り
デザインにこだわりがある方は、陶器の置き物など好みの飾りをあしらうのもおすすめです。リフォーム時に用意するのはもちろん、あとから追加できる部分でもあります。
玄関アプローチに使われる素材
玄関アプローチに使われる素材は実にさまざまです。
・敷石
・レンガ
・枕木
・タイル
・コンクリート
・インターロッキング
・洗い出し
・砂利
・芝生
・木や花などの植栽
敷石
敷石とは、玄関アプローチの地面に敷く石のこと。石灰岩、石英岩、御影石、大理石などが代表的な敷石として挙げられます。また形についても、四角型、丸型、ランダムな形などがあります。頑丈でメンテナンスの手間がかからない点も魅力です。
大理石は高級感ある雰囲気が魅力ですが、濡れたときに滑りやすくなるため、滑り止め加工のあるタイプを選ぶと安心です。
レンガ
レンガは温かみのある佇まいが楽しめる質感を持ち、洋風建築やアンティークテイストがお好きな方、植栽を豊富につかった自然たっぷりの玄関アプローチがお好きな方におすすめの素材です。
枕木
線路をイメージさせる枕木は、経年によって色褪せが起こりアンティークな雰囲気が楽しめる素材です。和風・洋風どちらのテイストにもマッチしやすく、比較的低コストで使用できる点も魅力といえるでしょう。
また近年は、劣化しにくいコンクリート製の枕木も人気です。こちらは風合いが変わらずメンテナンスも楽な点が魅力となっています。
タイル
クリーンで高級感のある雰囲気が魅力のタイル。アーバンスタイルやモダンテイストの玄関アプローチと相性がよく、大きさ・色・質感のバリエーションが豊富な点がメリットです。つるつるしたタイルは雨でぬれたときに滑りやすいため、玄関アプローチには必ず滑り止め加工を施したタイルを選びましょう。
コンクリート
コンクリート仕上げで玄関アプローチを作ると、すっきりしたモダンテイストに仕上がります。比較的低コストで施工でき、仕上げ方次第では雨天時に滑りにくくすることも可能です。
また、固まっていないコンクリートに型を押す「スタンプコンクリート」という工法もあり、加工性に富んでいる点も魅力です。一般的な灰色だけではなく、カラーをつけることもできます。
インターロッキング
コンクリートをレンガ風に組み合わせる工法を「インターロッキング」といいます。水はけの良さ・滑りにくさに優れており、カラーや素材の組み合わせも豊富で使いやすい素材といえるでしょう。
洗い出し
砂利や砕石とともにコンクリートを敷いたあと固まる前に表面を水で流すことで施工できる方法を「洗い出し」といいます。凸凹した質感によって滑り止め効果が得られるほか、和風・洋風どちらのテイストにもマッチしやすいです。デザインのアクセントとして使うと変化をつけられます。
小見出し:砂利
玄関アプローチに砂利を敷くことで雑草が生えにくくなります。また粒が大きい砂利なら、人が歩いたときに音が鳴るので、不審者の侵入に気付きやすくなるメリットもあります。
芝生
自然で温かい印象の芝生には、天然芝と人工芝があります。従来は本物の天然芝が人気でしたが、近年ではお手入れがそこまで必要のない人工芝も人気です。どちらがいいかは、管理・お手入れが苦にならないかどうかで決めるとよいでしょう。
木や花などの植栽
玄関アプローチでは木や花などの植栽も重要な要素となります。無機質になりがちな玄関アプローチも、緑が加わることで温かみや安らぎを感じる空間へと変身します。プランターや鉢植えなどであれば後から自分で追加することもできますが、シンボルツリーなどの大きめの植栽については業者に依頼したほうがよいでしょう。
おしゃれで機能的な玄関アプローチを作るコツ
「せっかく玄関アプローチをリフォームするなら、おしゃれで機能的な空間にしたい!」と思いますよね。
理想的な玄関アプローチへリフォームするには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
・使いやすい動線を考えて設計する
・カーブや直角を活用する
・素材の切り替えでメリハリを出す
・建物と玄関アプローチの色調を揃える
・目隠しを活用しプライバシーを確保
・植栽で雰囲気を出す
・高低差をつけて立体的に
・滑りにくい素材、構造で設計する
具体的にどうすればいいのか、それぞれくわしく見ていきましょう。
使いやすい動線を考えて設計する
玄関アプローチを設計する際には、「家族やお客様が使いやすい動線か?」を考えることがとても重要です。
門塀から玄関ドアまでが遠すぎると移動が大変になります。また玄関アプローチの幅が狭すぎると、すれ違いがしにくく使いづらさを感じる可能性もあるでしょう。住みやすさにも直結する部分なので、とことんこだわって設計しましょう。
カーブや直角を活用する
玄関アプローチにはカーブや直角を活用するとおしゃれな印象に仕上がります。
たとえば玄関ドアと門の位置をずらし、カーブをつけた道を設けると、奥行きや広さを感じる玄関アプローチに仕上がります。また玄関ドアに対し門を直角に設けることで、玄関ドアや家の中が直接見えなくなるので防犯対策に役立ちます。
素材の切り替えでメリハリを出す
玄関アプローチは複数の素材を組み合わせることでメリハリのあるデザインを作ることができます。たとえばコンクリートをベースとした玄関アプローチを作る場合、門から玄関までの道には敷石と芝生を置くことで道の存在感が際立つでしょう。金属系のパーツや木材などもアクセントとして役立ちます。
建物と玄関アプローチの色調を揃える
建物の外壁の色と玄関アプローチの色調を揃えることで、統一感が出て洗練された雰囲気に仕上がります。たとえば建物がネイビーやブラック、ダークブラウンなど濃い色の場合は、グレーや白、黒といったモノトーンの素材を使うことでスタイリッシュな印象に仕上がるでしょう。
反対に外壁が明るい色味やカラフルな色味の場合は、明るさや温かみを感じる色調の玄関アプローチにするとしっくりきやすくなります。
目隠しを活用しプライバシーを確保
プライバシーを確保したい場合は、玄関ドアやリビングの窓などの周囲に樹木、仕切りなどを設置して目隠しするとよいでしょう。外構全体をリフォームする場合は、塀を設けて道路と敷地の境界線をはっきりさせるのもおすすめです。
植栽で雰囲気を出す
「いまの玄関アプローチが殺風景すぎて、何となく物足りない」という場合は、植栽を追加して雰囲気を出す方法がおすすめです。
ただし植栽の美しさをキープするには樹木の管理が必要になるので、「誰が手入れをするのか」「そもそも手入れ・管理ができるのか」を考慮したうえで増やすようにしましょう。
高低差をつけて立体的に
ただコンクリートを敷いただけの玄関アプローチで物足りない場合は、門柱やフェンス、樹木、花壇等を使って高低差をつけたデザインにしてみましょう。
高い位置・中ぐらいの位置・低い位置それぞれにポイントとなる要素を散りばめることで、立体的でメリハリのあるおしゃれな玄関アプローチが作れます。
滑りにくい素材、構造で設計する
小さなお子さんや高齢のご家族、体が不自由なご家族がいらっしゃるお宅では、滑りにくい素材・構造で玄関アプローチを設計することが重要です。転倒事故等を防ぎ、住みやすく快適な空間にすることができます。
玄関アプローチのリフォーム費用
玄関アプローチのリフォームをするうえで気になるのが「費用面」ではないでしょうか?
さっそく、リフォーム費用の目安についてチェックしてみましょう。
玄関アプローチにかかるリフォーム費用の目安
玄関アプローチのリフォーム費用は使用する素材や面積、施工規模によって大きく変わります。
たとえば基礎工事に加えてタイル・レンガ敷き、砂利敷きやコンクリート施工を行った場合、10~30万円程度が相場と考えてよいでしょう。
一部のみをリフォーム・交換する場合は数万円で済むケースもありますが、アプローチ全体をリフォームするなどの大規模工事なら50~100万円、庭も含めてリフォームするなら200万円を超える場合もあります。
また、素材ごとの工事費用相場は以下のとおりです。
素材 | 費用相場(1㎡あたり) |
モルタル | 3万円前後 |
コンクリート | 1万~2万円程度 |
レンガ | 1万~2.5万円程度 |
タイル | 1.5万~3万円程度 |
砂利 | 2千~4千円程度 |
石 | 1.5万~2.5万円程度 |
インターロッキング | 1~1.5万円程度 |
砂利敷きは安価ですが、モルタル仕上げやタイル敷きなどの工事についてはやや高くなる傾向があります。
さらに解体整備は1㎡あたり5千~6千円程度、洗い出し仕上げを希望する場合は1㎡あたり1.5万~2万円が相場となります。スタンプコンクリートを使った場合は1㎡あたり1.8万~2.2万円程度で考えておくとよいでしょう。
なお上記はあくまでも目安であり、実際にかかる金額は業者によって異なります。
詳しい金額を知りたい方はリフォーム業者に相談し、具体的な見積もりを出してもらうことをおすすめします。
玄関アプローチに使える補助金はある?
バリアフリーを目的とした玄関アプローチのリフォームでは「高齢者住宅改修費用助成制度」という補助金が使える可能性があります。
これは介護保険が実施している助成制度で、65歳以上の高齢者が身体の状況から住宅をリフォームする必要がある場合に、支給限度額20万円のうち最大で9割(18万円)までが助成される仕組みです。
高齢者住宅改修費用助成制度は市区町村などの自治体が実施する制度であり、以下の条件を満たした場合に適用されます。
【高齢者住宅改修費用助成制度を利用するための条件】
1.要介護(または要支援)認定を受けている
2.助成金の対象となる工事である
・手すりの設置
・スロープ設置等による段差の解消
・通路の拡張、転倒防止を目的に行う床材の変更 など
3.リフォームをする住居と介護保険被保険者証に記載されている被保険者住所が一致していて、今も住んでいる
また、高齢者住宅改修費用助成制度では対象となる工事要件を満たしていれば、複数のリフォームで補助金が受けられます。
たとえば「手すりの設置工事」「玄関アプローチをスロープ化する工事」を行った場合は、2つの工事に対し助成が受けられます。それぞれ条件さえ満たしていれば、同時に工事をしても、複数回に分けても助成が適用されるので、ぜひ活用したい制度だといえるでしょう。
補助金が出ればリフォーム費用の負担を抑えられるため、介護・バリアフリー化を目的とした玄関アプローチのリフォームをお考えの方は、要件を確認したうえでぜひ活用してみましょう。
玄関アプローチのリフォームを業者に依頼する際のポイント
玄関アプローチのリフォームを依頼する場合、いくつかのポイントを押さえておくことでご自身の理想したイメージに近づけることができます。そのポイントは以下の4つです。
業者の施工事例をチェックする
業者選びの段階では、業者のWEBサイトなどで施工事例をチェックすることをおすすめします。
実際の施工事例を確認することでイメージが掴みやすく、リフォーム業者の技術・力量を判断する基準にもできるからです。
またリフォーム業者によっては、WEBサイトには一部のみを掲載し、店舗ではよりくわしい事例を見せてくれる場合もあります。「WEBの施工事例だけではよくわからない」という場合は、無料相談をして施工事例の写真を見せてもらうのも良い方法です。
実績が豊富な業者を選ぶ
玄関アプローチのリフォームで失敗したくない場合は、外構リフォームの実績・経験が豊富な業者を選びましょう。
実績豊富なリフォーム会社には、経験に富んだ専属職人が在籍しているケースも多くみられます。経験・実績の豊富な業者ならば幅広い施工に対応してもらいやすく、美しく仕上げてくれて満足できる可能性が高いでしょう。
「こだわりを詰め込んだ玄関アプローチにしたい」という方は、実績重視で業者を選んでみてください。
対応がよく適切な提案をしてくれるか
業者選びでは「相談に対する対応がよく、こちらの質問や疑問にも答えてくれる」かも重要なポイントです。
またプランについて複数提案してくれるか、予算や工期などについても明確な説明をしてくれるかといった点もチェックしておきましょう。
こちらの要望を無視して不要なプランばかりをすすめてくるのではなく、業者が自分の希望に沿ったプランを提案してくれるかを確認しましょう。
アフターサービスや保証の充実度を確認
施工後に初期不良や不具合が起きたとき、保証やアフターフォローがゼロだと再工事費がすべて施主負担になってしまう可能性があります。
玄関アプローチのリフォームを相談・依頼する際には、工事完了後のアフターサービス、保証の充実度もチェックしておきましょう。フォローが充実しているとすぐに対応してもらえたり、再工事にかかる費用負担を抑えられたりする可能性が高いからです。
また、リフォーム会社では施主の任意で加入できるリフォーム保険(瑕疵保険)を紹介してくれる場合も多いです。
リフォーム業者の保証だけでは不安な場合や高価な材料・建材を使ってリフォームする場合、リフォームの規模が大きい場合には、もしものときに備えて保険に加入しておくのもひとつの方法です。
まとめ
本記事では、玄関アプローチをリフォームするメリットや玄関アプローチに関する基礎知識、費用や補助金、依頼するときのポイントについて解説しました。
マイホームが与える印象は、玄関アプローチのデザインや造り次第で大きく変わります。また玄関アプローチは防犯性や移動のしやすさにも直結する場所なので、お住まいの地域周辺の治安、家族構成に合わせた設計にすることも重要といえるでしょう。
新築・リフォーム・リノベーションを手掛けるファミリー工房では、玄関アプローチのリフォームについてのご相談も承っております。当社には一級建築士・二級建築士・自社職人をはじめとする建築のプロが在籍しており、10,000件を超える豊富な施工実績をもとに快適な空間づくりのお手伝いをいたします。
玄関アプローチのリフォームについても施工事例が豊富ですので、「こんな玄関アプローチにできる?」など、どのようなご希望・ご相談でもお気軽にお寄せください。スタッフ一同で、皆さまのお問合せ・ご来店を心よりお待ちしております。
- 監修者
- 吉澤 理都
Chief
【保有資格】
・一級建築士
・監理技術者
・既存住宅状況調査技術者
〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
JR線・東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」下車 徒歩7分
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※夏期休暇、年末年始休暇、ゴールデンウィークを除く
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まずは気軽にお問い合わせください。
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