一軒家の壁紙張替えの費用相場を紹介!費用を抑えるためのポイントも解説
「そろそろ壁紙を張り替え時期かな?」と思うことはありませんか?
一般的に壁紙の張り替えのめやすは5~10年とされています。しかし、汚れが目立つようになったり、デザインが古く感じたりしたら、壁紙の張り替え時期といえます。
壁紙の張り替えは、部屋を明るく快適にし、壁の下地も守ります。とはいえ、もっとも気になるのは張り替えの費用ではないでしょうか。このコラムでは、一軒家の壁紙の張り替え費用をはじめ、費用をできるだけ抑える方法などを詳しくまとめています。参考にして、壁紙の張り替えに一歩踏み出してみませんか。
目次
壁紙の張替えにかかる費用の内訳
壁紙張替えの総費用は、大きく「壁紙の料金」と「工事費用」に分けられます。壁紙の料金は、選択する壁紙の種類やグレードによって異なり、部屋の雰囲気を大きく左右する要素でもあります。一方、工事費用には施工費用と諸経費が含まれ、これらは壁紙張替えの際に必要となるさまざまな作業に関連する費用です。
施工費用は、壁紙を張り替える作業に直接関わる費用で、壁紙を貼る職人の人件費や、作業に必要な道具の使用料などが含まれます。一方、諸経費は、施工に伴う付随的な費用を指し、以下のような内容が含まれます。
養生費用
壁紙を張り替える際に、家具や床を保護するための養生(カバーをかけるなどの保護作業)にかかる費用です。これにより、作業中の汚れや傷から室内を守ります。
既存の壁紙をはがす費用
新しい壁紙を貼る前に、古い壁紙を取り除く作業が必要です。この作業には特別な技術が必要であり、その分の費用が発生します。
廃材処分費
古い壁紙や作業中に発生した廃材の処分にも費用がかかります。これは環境に配慮した適切な処分を行うために必要な費用です。
これらの費用は必須ですが、業者ごとの料金設定に差があるため、複数の見積もりで最適な業者を選ぶことが可能です。。壁紙張替えの全体費用を把握し、予算に合わせた計画を立てることが重要です。
壁紙張替えの費用が決まる主な要素
壁紙張替えの費用を大きく左右する要素に下記があります。これらを頭にいれておくと、費用予算の設定や業者を決める際も役立ちます。
壁紙のグレード
壁紙のグレードは、費用に大きく影響します。一般的に、スタンダードな壁紙はコストパフォーマンスに優れています。一方で、ハイグレードな壁紙は、デザイン性や機能性(防音、断熱、消臭など)に優れており、それに伴い価格も高くなります。お部屋の用途や求める雰囲気とともに、予算に合った壁紙を選ぶことが重要です。
張り替える壁の面積
張り替える壁の面積は、直接的に材料費に影響します。部屋が広ければ広いほど、また天井の高さによっても、必要な壁紙の量が増え、それに伴い費用も増えます。特に、広いリビングやダイニングなどの主要な居住スペースでは、壁紙の面積が大きくなるため、費用が高くなる傾向にあります。
下地の状態
壁紙を張り替える前の壁の下地の状態も、費用に影響を与える重要な要素です。下地の修復が必要な場合、追加の下地処理が必要になり、それに伴う追加費用が発生します。特に古い住宅では、下地の補修が必要になることが多く、これにより予算を上回ることもあります。
壁紙のグレード、張り替える面積、下地の状態などを明確にした上で複数の業者から見積もりを取ります。
一軒家の壁紙をすべて張替える場合の費用相場
一軒家全体の壁紙を張り替える際の費用相場は、家の大きさや壁紙の種類によって大きく異なります。ここでは、平均的な一軒家(延べ床面積約120㎡)を例に、壁紙張替えの費用相場をご紹介します。
まず、壁紙の種類によって費用は大きく変わります。スタンダードな壁紙を選んだ場合、平米単価は約1,000円~1,500円程度です。一方、デザイン性や特別な機能を持つハイグレードな壁紙を選ぶと、平米単価は1,500円以上になることが一般的です。120㎡の家全体を張り替えると仮定すると、スタンダード壁紙の場合、材料費だけで約12万円から18万円、ハイグレード壁紙では18万円以上が必要となります。
次に、工事費用を考慮する必要があります。これには、壁紙を貼る作業の人件費、古い壁紙の撤去費用、養生費用などが含まれます。一般的に、一軒家全体の壁紙張替えには、工事費用としてさらに数十万円が必要になることが多いです。具体的には、延べ床面積120㎡の家で、工事費用として約30万円から50万円程度となります。
合計すると、一軒家全体の壁紙張替えには、スタンダード壁紙を選んだ場合で約42万円から68万円、ハイグレード壁紙を選んだ場合で約48万円以上が目安となります。ただし、これはあくまで平均的な相場であり、実際の費用は選ぶ壁紙の種類や家の状態、業者の料金体系によって異なります。
壁紙張替えを検討する際は、複数の業者から見積もりを取り、最適なプランを選ぶことが重要です。また、予算に応じて壁紙の種類を選ぶことで、コストを抑えることも可能です。
あわせて読みたい広さ別・壁紙張替えにかかる費用相場
壁紙の張替えを検討する際、部屋の広さに応じた費用相場を知ることは非常に重要です。ここでは、畳数別の壁紙張替え費用の相場をご紹介します。
畳数 | 費用の目安 |
4畳半 | 約3~4万円 |
6畳 | 約4~5万円 |
8畳 | 約5~6万円 |
10畳 | 約6~7万円 |
12畳 | 約7~8万円 |
16畳 | 約9~10万円 |
20畳 | 約11~12万円 |
このように、部屋の広さにより使用する壁紙や施工の複雑さが増すため、費用が大きくなる傾向があります。
これらの費用はあくまで基本的な相場であり、選ぶ壁紙の種類やグレード、下地の状態、業者による料金設定によって変動します。壁紙張替えを検討する際は、部屋の広さに応じた費用を考慮し、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
一軒家の壁紙張替え費用を抑えるためのポイント
量産品のクロスを選ぶ
壁紙の中でも量産品のクロスは、一般的にコストパフォーマンスが高いです。デザインや機能性はハイグレードな壁紙に比べると限られますが、基本的なニーズを満たし、かつ費用を大幅に抑えることができます。特に、リビングや寝室など広い面積をカバーする場合、量産品のクロスを選ぶことで、全体の費用を節約できます。
自分で張替えを行う
DIYに自信がある場合、自分で壁紙を張り替えることで、工事費用を節約できます。壁紙の張替えは基本的な工具と手順を理解すれば、個人でも実施可能です。ただし、仕上がりの品質や時間のかかり具合を考慮し、慎重に判断する必要があります。
複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ることで、もっともコストパフォーマンスの高い業者を選ぶことができます。見積もりを比較する際は、単に価格だけでなく、提供されるサービスの内容や過去の実績も考慮に入れるとよいでしょう。
家具を自分で移動させる
壁紙の張替えに際しては、部屋の家具を移動させる必要があります。この作業を業者に依頼すると追加費用がかかることが多いため、可能であれば自分で家具を移動させることで、その分の費用を節約できます。
これらのポイントを活用することで、一軒家の壁紙張替えにかかる費用を効果的に抑えることが可能です。ただし、自分で行う場合は、作業の品質や安全性を十分に考慮し、必要であれば専門家のアドバイスを求めることも重要です。
あわせて読みたいまとめ
一軒家の壁紙張替えにおける費用は、壁紙のグレード、張替える面積、下地の状態によっても大きく異なることをおわかりいただけたことでしょう。部屋の広さに応じた費用相場を理解し、量産品のクロス選び、DIYでの張替え、複数業者からの見積もり取得、家具の自己移動などを通じてコストを抑える方法もご紹介しました。
こうして比較することで、今まで漠然としていた壁紙の張り替え計画を一歩進められるような気がしませんか?
壁紙張り替えをはじめ住まいのリフォームに関する疑問や費用の詳細については、リフォーム、リノベーションの豊富な実績を持つファミリーグループにお気軽にご相談ください。専門家のアドバイスを受けながら、最適なリフォームを実現しましょう。
- 監修者
- 吉澤 理都
Chief
【保有資格】
・一級建築士
・監理技術者
・既存住宅状況調査技術者
〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
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