インバウンドターゲットのゲストハウス設計施工
荒川区/新築 宿泊施設
物件データ
所在 | 東京都荒川区 |
建物の種別 | 宿泊施設(簡易宿所) |
建物の構造 | 木造耐火建築3階建 |
工事期間 | 180日間 |
FAのご提案
今回は準防火地域での建築条件に対応するため、全国的にも珍しい3階建て木造耐火建築として設計しました。また周辺の道路幅が狭い中で大型の重機を入れる必要があり、工事期間中は周辺にお住まいの皆様にも多大なご理解とご協力をいただき、無事完成させることができました。既存の宿泊施設の不足が懸念される中、インバウンド需要が増大し、旅館業法の正式な審査を経たゲストハウス施設は、今急速にニーズが高まっています。 またこのような宿泊施設を法人化して運営することで、経費や償却による節税効果を活かした不動産投資案件の新たなモデルケースとして、今後の動向が注目されます。
工事作業レポート
まずは基礎部分の工事から始まります。杭打ち、山留めなどの土工事工程を経て、ベースコン作業へ。
足場を組む職人さん。高いところをものともしない職人技には頭が下がります。
基礎の土台に沿って木材を組み立てていきます。木造ですが、耐震性も計算に入れた耐火構造です。
上階への資材はクレーンで搬入します。
近隣の皆様、ご協力ありがとうございました。
クレーンで吊り下げながら、寸分の狂いなく資材を組み立てていきます。
2階部分。職人さんの手際のよい作業が光ります。
エレベーターのユニット部分は鉄筋を使用。
いよいよ屋上に到達!3階建ての屋上です。
続いて内装工事が始まります。サッシ、ガラス、断熱材などが搬入、取り付けられていきます。合わせて配線、配管作業も進みます。
客室の一部。ボード取り付けや収納部分のスペースを設け、完成時のイメージに近づいてきました。
耐火性、遮音性に優れた内ボードに断熱材を入れ、さらに外壁のサイボードを取り付けます。
めったに見れない、エレベーター取り付け中のワンショット。
作業も大詰め。職人さんのピッチも上がります。
FA担当者より
ゲストハウスの経営をお考えだった東京都荒川区のM様より、新築の宿泊施設のご相談を頂きました。当初はもともとあったアパートをリノベーションして活用されることをお考えのようでしたが、現地調査の結果、建物の強度や設計の自由度、使い勝手などを総合的に判断し、新築されることになりました。敷地面積245平米、延床面積559平米の3階建て、全23部屋を有する大型物件です。